金利上昇は事業の借り入れコストの上昇につながるためこの点では
一方で、金利が上がることは経済の強さを反映しており、
一方で、金利と株式のセクターは比較的に明確に現れます。
つまりセクターにより、
ここではそんな金利とセクターの関係についてご紹介します。
金利上昇に強いセクター
まずは、金利上昇に強いセクターからです。
金利上昇に強いとは、金利が上がっても売られない、
そのようなセクターの代表は「金融」です。
なぜ金融セクターは金利上昇に強いのか
金融セクターの代表銘柄は銀行です。
銀行における本業のビジネスモデルは、短期金利で借りて、
具体的には預金者のお金を使って、
この「利ざや」がポイントで、長期金利が高いほど、
つまり銀行の儲けは大きくなります。
逆に長期金利が低く、
このように、長期金利が(相対的に)高い程、
つまり、今後長期金利が上昇すると予測するのであれば、
金利上昇に弱いセクター
逆に金利上昇に弱いセクターの代表は、「インフラ」や「食品」
これらのセクターでは、
なぜディフェンシブセクターは金利上昇に弱いのか
ディフェンシブセクターの特徴は、高利回りという点です。
多くの投資家は、
昨今では低金利の状態が長引いているため、
もし金利が上昇すると、
また、債券から得られる利回り水準が高くなれば、
このような背景から、
金利とセクターの関係を使った投資戦略
このような関係性を踏まえると、
今後金利が上昇すると考えるのであれば、「金融セクター」
ただ現状の金利水準は歴史的に見て以上に低いため、
ディフェンシブは高く、金融は安い
2017年末時点での相対感で言えば、
背景は既に述べた通りですが、近年の超低金利(マイナス金利)
このような環境においては、
そして両者のバリュエーション格差はかつてない程に開いています
非対称なリターン構造
現在の状況を踏まえると、
金利は既に下限が見えているため、
もちろん将来どの程度の期間ほぼゼロ金利が続くかはわかりません
つまり、現在の金利水準を前提にすれば、
もちろんこれは「確率の問題」ですので、
あくまでも考え方の1つを提示しているという話です。