株式マーケットのカレンダー効果(アノマリー)

株式パフォーマンスマーケットには様々なアノマリーが存在すると言われています。

アノマリーとは、よく原因はわからないが、マーケットに発生する癖のようなものです。

ここでは株式マーケットにおける有名なアノマリーの1つ、カレンダー効果をご紹介し、この効果を使った投資戦略を考察してみます。

カレンダー効果(アノマリー)

株式マーケットのカレンダー効果は時間単位により3種類存在します。

具体的には、

  • 年単位(1月効果)
  • 月単位
  • 週単位

という3つの時間軸にてそれぞれアノマリーが存在すると言われています。

それぞれ簡単に説明していきます。

1月効果

1月効果とは、1年間の中で1月が最も株式のパフォーマンスがよいというアノマリーです。

特に小型株でその効果が顕著に表れると言われています。

原因としては、12月締めでその年の損益通算をするため、その年に損が出ていた株式を12月に売り、1月に再度買い戻すという個人投資家の投資行動が背景にあるのではないかなどといわれています。

しかしながら、12月締めではない国でも1月効果は観測されているため、実際のところの原因はよくわかっていません(だからアノマリーと呼ばれています)

月中効果

一か月という時間軸で見ると、月前半の方が後半よりパフォーマンスがいいという現象が観測されています。

原因としては、ファンドマネージャーによるウィンドウドレッシング(月末のポートフォリオをよく見せようとする投資行動)や、クオンツファンドが月末のデータを確認してから月初にリバランスを行うからではないかなどと言われています。

しかしながら、どれも月前半の方がパフォーマンスがよいという説明にはなっておらず、これも根本的な原因はよくわかっていません。

週次効果

一週間という短い期間においても、カレンダー効果は存在すると言われています。

具体的には、休日前のパフォーマンスがよく、休日後のパフォーマンスが悪いというものです。

今でいえば、金曜のパフォーマンスがよく、月曜のパフォーマンスが悪いということになります(昔は休日前は土曜日)

特に短期売買を生業とする投資家にとっては、休日にポジションを持ち越すことは好ましくないため(休日のマーケットが閉まっているときに想定外のことが起こると困る)、休日前にポジションを一度ニュートラルに戻す習性があります。

そのため、この投資行動からすると休日前の方がパフォーマンスが悪くなりそうなのですが(取っているポジションはトータルで見るとロングの方が圧倒的に多いため)、実際にはその逆のことが起きているというのがこのアノマリーの興味深いところです。

このアノマリーが存在する理由としては、企業がよくないニュースを発表するのは休日が多いからだという仮説もありますが、実際のところはよくわかっていません。

カレンダー効果アノマリーを用いた投資戦略

以上を簡単にまとめると、

  • 1月のパフォーマンスがいい
  • 月前半のパフォーマンスがいい
  • 週初のパフォーマンスが悪く、週末のパフォーマンスがいい

となります。

これを踏まえて、毎月株式のインデックスファンドにこつこつ投資する際の最適戦略を考えます。

まず、月前半のパフォーマンスがいいので、買い付けを行うのは月末付近がいいでしょう。

また、一週間の中では、週初のパフォーマンスが悪いので、土日に買い付けを行うといいでしょう(土日に買い付けを行うと、パフォーマンスの悪い月曜の引け値で買いが入ります)

金曜のパフォーマンスがいいのでその前に買うという手もありますが、平日は忙しいサラリーマンにとっては休日の方がよさそうです。

以上を踏まえると、毎月月末付近の土日に買い付けを行うという投資行動がよさそうです。

また、12月には1月効果を狙って、いつもより多めの投資を行うといいパフォーマンスにつながるかもしれません。

アノマリーは知られると有効性が低下する

ここで述べた株式のカレンダー効果は以前から知られている話であり、現在も有効であるかどうかは定かではありません。

このようなアノマリーは知れ渡ると消え去ってしまうということが往々にしてあります(アノマリーを狙った売買が増えるため)

ですので、ここに挙げた投資戦略が現在有効であるかどうかは定かではありません(特に1月のパフォーマンスの悪かった今年は実感が沸きにくいですね)

いわずもがなですが、投資判断はあくまで自己責任にてお願いします。

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