セミリタイア後は自分の時間を自由に使うということを前提とすれば、働き方が柔軟に選べ、単価の高い(時給の高い)職業がセミリタイアには向いているのではないかと思われます。
そのような観点から、セミリタイア向きではないかと思われる職業を独断と偏見で4つ程ご紹介します。
セミリタイアに向いていると思われる職業
薬剤師
広告を見ると、大抵薬剤師の求人が載っています。
そして、時給3000円というような条件もざらです。
常に需要があり、このような高い単価で働ける。
薬剤師という職業はかなりセミリタイアに向いているのではないかと感じます。
時給3000円であれば週3で働いても月20万円を超えます。
また、常に需要があるのであれば、一度旅に出て戻ってきてから再び薬剤師として働くという方法も可能です。
個人的にはこの薬剤師という資格は非常に有益な資格であると感じています。
ただし、いわずもがなですが、この資格を取るにはそれ相応の努力と時間が必要です。
IT関連
最近クラウドソーシングというものが流行ってきています。
企業や個人が、やって欲しい仕事をWEBサイトに登録し、その仕事を行うことができるスキルを持つ人がその仕事を受注し、仕事が終われば報酬を受け取るという形態のものです。
このクラウドソーシング、ここ数年で市場規模がかなり伸びてきています。
代表的なサイトはランサーズなどでしょうか。
ただ現状だとWEBの制作やシステム開発などIT関連の仕事が多いため、これらのスキルを持つ人に有利だと思われます。
クラウドソーシングであれば場所を選ばずに働けます。
ネット環境さえあれば十分でしょう。
そういう意味で、IT関連のスキルはセミリタイアと相性がいいと思われます。
個人タクシー
タクシーには2つの形態があります。
法人タクシーと個人タクシーです。
法人タクシーとはドライバーが法人と契約し、勤務時間も決められ、売り上げのうちの何割かを給与としてもらうというシステムですが、個人タクシーの場合は自由が認められています。
タクシーを自分の駐車場に置いておき、好きな時に働きに出て好きな時に帰ってきてよいのです。
売り上げも完全に自分のものになります。
つまり完全な個人事業主ということになります。
この職、実はかなりいいのではないかと個人的には思っています。
気が向いたら働きに出て、客が捕まれば客を乗せ、捕まらなければドライブでもしてればいいのです。
ドライブ好きにはたまらないかもしれません。
月にいくら以上稼がなければという意識で働くと大変かもしれませんが、セミリタイア後の空き時間を使ってのんびり仕事したという人には向いているかもしれません。
ただし、この個人タクシーを行うには10年以上の経験が必要です。
ですので、残念ながら始めるまでのハードルはかなり高いといえます。
また、今後ウーバーのような個人が自由に参入できる仕組みが日本でも流行ると、個人タクシーの存在意義は薄れてしまう可能性もあります。
投資家
投資を主として扱うサイトとして、一応書いておきます。
資産形成という意味では投資は有効だと思いますが、正直セミリタイアした後に、ちょっと気が向いたときにお金を稼ぐという意味では投資はそこまで有用性は高くないと思います。
デイトレーダーのように短期売買で稼げる人はいいかもしれませんが、多くの人にとって投資はちょっと気が向いたときにやって短期的に稼げるという代物ではないと思います。
少なくとも私個人はそのような素敵なスキルは持ち合わせていません。
短期売買で稼ぐことのできる素晴らしいスキルを持っている方にはセミリタイア後にも行える最高の職かもしれませんが、それ以外の人にとっては職としては厳しいだろうなあというのが個人的な所感です。
もちろん、稼ぐ目的ではなく、趣味としてやる分には全然ありだと思います。
注意事項と各職業について感じたこと
ここに挙げた4つの職業は勝手に思いついたものであり、これらのスキルがあれば必ずセミリタイアができることを保証するものではありません。
また、実際にこれらの職に就かれている人からすると、セミリタイアなんでとんでもないという意見もあるかもしれません。
あくまで個人的な主観に基づいて書いていますことをご了承ください。
それにしてもどの職業を見てもそれ相応の経験や努力が必要なものばかりです。
セミリタイアするには経験と時間が必要なのだと改めて痛感させられました。
セミリタイアは1日にして成らずですね。