近年ではスマートベータの1つとして挙げられることもある戦略で
戦略の中身はいたって簡単で、配当利回りの高い銘柄を買って、
ただ、きちんと高配当戦略を実行しようとすると、
ここでは、このような細かい点はひとまず置いておいて、
高配当株式投資のメリット
収益の実感が得やすい
高配当銘柄に投資をすると、
この配当は自身の口座に振り込まれるため、「儲かっている」
この感覚が好きで、
長期的な投資を考えるのであれば、
この辺りのロジックは、「毎月分配型の投信を好む投資家」
下げ相場に強い
高配当銘柄にはディフェンシブ銘柄が多いです。
ディフェンシブ銘柄とは、別名枯れた銘柄とも言えますが、
このような銘柄は利益を内部留保してもあまり使い道がない(
つまり、高配当銘柄になりやすいのです。
このように、高配当銘柄にはディフェンシブ株が多いため、
そのため、下げ相場においては、
この下げ相場に(相対的に)強いというのは、
エージェンシーコストの低減
エージェンシーコストとは、
例えば、会社の利益を株主の為に使わずに、
高配当銘柄にはこのエージェンシーコストを削減する効果がありま
高配当銘柄とは、
もし、十分な利益を出し、めぼしい投資先がないにも関わらず、
過去のパフォーマンスがいい
高配当株式投資というのは、過去のパフォーマンスが良好でした。
日本では特に有効でしたが、
なぜ高配当株式のパフォーマンスがいいのかは、以下に
高配当銘柄のパフォーマンスがよい理由
株式リターンの分解式
株式のパフォーマンスを考える際には、
株式リターン=バリュエーションの変化+利益成長率+配当利回り
つまり、株式リターンは「バリュエーションの変化」と「
バリュエーションの変化
バリュエーションの変化は、
例えばPERが12から15に上がると、
バリュエーション変化によるリターン=15/12-1=25%
つまり25%のリターンが生まれます。
利益成長率
これは単純にその銘柄の利益の成長率です。
例えば、今期の利益が100億円、
利益成長によるリターン=120/100-1=20%
となります。
配当利回り
これはそのまま配当利回りの数字になります。
配当利回りが3%であれば、そのままこの部分のリターンは3%
高配当株式のリターンの源泉
再度株式リターンを3つに分解した式を記載します。
株式リターン=バリュエーションの変化+利益成長率+配当利回り
この3つの要素から、高配当株式のリターンの源泉を考えます。
まず、高配当という特徴のため、
ただ高配当銘柄の面白いところは、
配当利回りは1株当たりの配当額を株価で割ったものです。
式で書くと、
配当利回り=(1株当たりの配当額)/株価
となります。
ここからわかるのは、
つまり、
株価の低下⇒配当利回りの上昇
というプロセスから、
バリュー株のリターンのドライバーは3要素の式の中の「
低いバリュエーションが修正される過程で、
高配当銘柄はこのバリュー株の特徴も内包しているため、
このことが高配当銘柄のパフォーマンスが良好な理由になります。
ちなみに蛇足ですが、バリュー株投資は既に述べたように「
高配当株式投資のデメリット
これまで高配当株式投資を推奨しているかのごとく良い点を述べて
ここでは2つのデメリットをご紹介します。
配当にかかる税金による福利効果の低減
高配当銘柄の場合、
というのは、配当が払い出される際には税金がかかります。
配当額が10000円だとしても、
もちろん、配当が払い出されなかったとしても、
長期的に株価が右肩上がりで成長するのであれば、
高配当銘柄は、
高配当銘柄投資の過去のパフォーマンスを見る際には、
上げ相場に弱い
メリットのところで下げ相場に強いというメリットを述べましたが
高配当銘柄はベータが低い傾向にあるため、
「配当はもらってるけど、マーケットには負けているじゃん!」
ということが往々にして上げ相場において起こります。
上げ相場で上がらないということではなく、
一方で、マーケットが上がるときには、
まあこのベータが低くて、値動きが相対的に小さいという特徴は、
高配当株式投資の特徴まとめ
以上、高配当株式投資の特徴をまとめると以下のようになります。
- それなりの配当が定期的にもらえてうれしい気持ちになる
- 過去のパフォーマンスが良好
- 下げ相場に強いが上げ相場には弱い
- 配当の払い出しにより複利効果が薄れる
なんというか、
確かに配当がチャリンチャリン入ってくるのはうれしいのですが、
この問題は、
一方で、
いずれにせよ、戦略の特徴をしっかりと理解した上で、