【日系・外資】資産運用会社の年収・給料・ボーナスの詳細【アセットマネジメント】

上場株式資産運用会社は高給で知られています。

もちろん業界の中でも、給料のいい会社、そうでもない会社は存在しますが、平均的には十分に高給といっていい部類に入ります。

資産運用会社の中でも、規模が大きいほど、また日系よりも外資系の方が給料は高くなります。

とはいっても、具体的にはこの会社の給料はどのくらいなのか?というピンポンとでの待遇の良さを知りたいと思う方は多いです。

ここではそのリクエストに応え、日系及び外資系それぞれについて、資産運用会社の各社の待遇を、年収、月収、ボーナスの3つに分けてご紹介します。

日系運用会社の給料一覧

会社名 年収 月収 ボーナス(年)
野村アセット 1,254 63 493
大和投信 718 53 77
日興アセット 1,174 97 4
アセマネOne 1,158 83 161
ニッセイアセット 753 58 51
三菱UFJ 964 70 119
大和住銀 706 57 21
三井住友 1,060 80 94
東京海上アセット 928 56 260
損保ジャパン 866 63 110
T&D 741 56 72
農中 787 55 127
スパークス※参考 1,941 72 1,078
平均 1,004 67 205

※各社財務データより管理人が概算

見方の注意点ですが、この計算にはいわゆる一般職も含まれています。

なので、総合職の平均値はこれよりも高くなります。

感覚としては、総合職のみであれば約1割~2割くらい年収は高くなるのではないでしょうか。

コメント

日系で最も給料が高いのは野村アセットマネジメントです。

野村アセットマネジメントの給料が高いことはよく知られていますが、実施の数字でも確認できます。

それにしてもボーナス約500万はすごいですね。

野村アセットに続くのが日興アセットとアセマネOne。

日興アセットは外資系の給与形態を取り入れた影響で給料が高くなっています。

月収100万弱は日系では破格と言えます(逆にボーナスが不自然に低いですが)

アセマネOneは、旧DIAMの給料がよかったため、そこに引っ張られている影響が強いです。

こちらも月給が高く、ボーナスは比較的抑えられています。

この3社では、ボーナスの野村アセット、月給の日興アセット、アセマネOneと言えそうです。

小粒ながら大きな輝きを放っているのがスパークスです。

社員が数十人と少ないので参考値ではありますが、年収2000万弱、ボーナス1000万は伊達ではありません。

唯一外資に給料で対抗できるのは、スパークスだけとなっています。

日系の平均値としては、年収1000万、内訳が月収70万弱、ボーナス200万程度となっています。

前述のように総合職のみだとこれよりも高くなるはずですが、業界全体の数字としては大体こんなものだと把握することができます。

外資系運用会社の給料一覧

会社名 年収 月収 ボーナス(年)
ブラックロック 1,876 100 676
フィデリティ 2,173 95 1,028
GSAM 2,486 130 927
JPモルガン 1,574 102 348
インベスコ 2,037 98 856
ドイチェ 2,184 128 654
BNYメロン 1,436 86 406
ピクテ 1,631 119 208
モルガンスタンレー 2,092 156 216
レッグメイソン 2,578 138 921
平均 2,007 115 624

コメント

外資系の給料は日系とは比較にならないくらいいいです。

全体の平均値で見ても、約2000万と日系の約倍になっています。

外資には確定申告を自分でしている人がごろごろいます。

月収で見ても多くの会社で100万超、多いところは150万に達します。

ボーナスはバラツキが大きいですが、少なくて200万、多いところだと1000万とボーナスだけで日系の年収並みです。

いかに外資系が高給取りかがまじまじとわかります。

個別の企業で見ると、有名さと年収は必ずしもリンクしていません。

世界最大の運用会社ブラックロックは月収、ボーナスともに外資系の平均値付近になっています。

特に給料がいいのがご存知GSAM(ゴールドマンサックスアセットマネジメント)で、平均年収は2500万ほどに達します。

本家の投資銀行ゴールドマンサックスに比べると抑えられている印象がありますが、それでも世界最高水準と言えるでしょう。

なお、外資系は概してボーナスの比重が高く(大体月収の6倍くらい)、かつボーナスは変動しやすいため、この辺りは注意してみる必要があります。

年収を上げたければ外資へ行くべき

ここまで見てきたように、日系に比べ、外資系の報酬の高さは圧倒的です。

もちろん日系の中でもある程度の差はありますが、外資系との差を考えると誤差の範囲とも言えます。

これらのデータからわかるように、もし大きく稼ぎたいのであれば、外資系の運用会社に行くべきです。

外資系運用会社に転職する方法

資産運用業界の求人は、基本的に企業のホームページ等で確認することができません。

各企業が求人をエージェントに投げているためです。

なので、外資系に転職したいのであれば、外資系に強いエージェントを使う必要があります。

以下私の勧めるエージェントになります。

JACリクルートメント

言わずと知れた大手エージェント。

案件も豊富で、特に外資系に強いです。

外資への転職を考えるのであれば、まずここは登録すべきです。

ビズリーチ

ここはエージェントではなく、転職希望者とエージェントや企業をつなぐプラットフォームです。

なので、ここを利用することで様々なエージェントとつながり、場合によっては直接企業から面接の依頼がくることもあります。

登録するといろいろなエージェントから連絡がくるので、その中から希望の案件を持っているエージェント、もしくは外資に強いなどをエージェントを選べます。

特に高収入の案件が多いので、年収を上げたい人にはおすすめです。

昨今では外資系に限らずビズリーチの利用は必須です。

まとめ

資産運用業界は平均的に高給取りですが、会社によりその水準は異なります。

日系の会社だと、会社の規模に応じて年収が上がる傾向があります。

まさに規模の経済が働く業界と言えます。

外資系の会社は日系より圧倒的に年収が高いです。

頑張って日系の会社で管理職に昇進したとしても、外資系のヒラ社員には及ばないでしょう。

なので年収を上げたいのであれば、同じ会社で頑張って出世を目指すより、外資系に転職する方が手っ取り早いです。

その際には、外資系の求人は表にはなかなか出てこないため、うまくエージェントを使いましょう。

なお、ここで示した数字は、直接財務データからはじいているため、Vorkersのような口コミサイトより実態に近いはずです。

もちろん前述のようなバイアスはありますが、それでも参考値としては十分ではないかと思います。

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