資産運用業界の転職にはエージェントを使うべき理由【アセットマネジメント】

為替資産運用業界は比較的人の流動性が高く、転職も活発です。

会社によっては、ほとんど(もしくは全て)の人が転職経験者というところもあります。

このような資産運用業界で転職する場合、エージェントの利用は必須です。

かつてはエージェントを通さずに、日経新聞に求人広告を出したり、自社のホームページで募集をかけたりしていましたが、今ではそのようなケースはほとんどありません。

例えると、人事機能の一部をエージェントに委託してしまっている状態です。

ここではなぜ資産運用業界において転職する場合、エージェントを使う必要があるのか、そしてどのようなエージェントを使う必要があるのかをご紹介します。

かつてはエージェントは必ずしも必要なかった

かつてはエージェントを通さなくても転職することは難しくありませんでした。

2000年代中頃までは日経新聞の日曜の求人欄に、資産運用業界の求人を見かけることもしばしばありました。

また、その会社のホームページの求人情報を見ると、大体募集している職種がわかりました。

しかしながら時代は変わり、今となっては日経新聞やホームページで求人を見かけることはほとんどありません。

これは、各資産運用会社が人事機能の一部を転職エージェントに外注してしまっているからです。

転職エージェントが求人の窓口

昨今ではホームページを見ても、ほとんどの会社で「現在募集していません」と記載されているか、もしくはそもそもの記載自体がありません。

これは本当に募集がないのではなく、募集をエージェントに外注しているからです。

実際にエージェントに登録して求人情報を確認すると、募集していないはずの会社でいくつも求人を発見することができます。

なので、資産運用業界で転職しようとする場合には、エージェントを使うのが必須なのです。

なぜ会社はエージェントに求人を出すのか

会社がエージェントを大きな理由は、人事機能の一部を外注するためです。

例えば、ある会社がホームページや新聞記事などで求人を出すと、申し込みが殺到します。

これらの中から、書類選考を行い、その後面接を行い、内定まで出すというプロセスを行うのは非常に手間と時間がかかります。

そのため、この選考プロセスの一部をエージェントに外注し、業務の効率化を図っているのです。

もちろん、エージェントに求人を依頼するのはコストがかかりますが、それ以上のベネフィットがあるという判断に基づいています。

エージェントとの面談は超大事

企業がエージェントへ人事機能の一部を外注しているということはエージェントとの面談は非常に重要であることを意味します。

中には企業との直接的な面接ではないので、気を抜いてしまい、今の会社の不満などを延々と述べてしまう人もいますが、このような行為は自身の評価を低くしてしまいます。

エージェントは信用第一

エージェントは信用を商売のタネにしています。

もし紹介した人材がいまいちであれば、企業からの信頼を損ねてしまいます。

そのため、エージェントはだめだと思った人材については、積極的に企業を紹介しようとは思いません。

もちろん、そのエージェントが持っている独自の募集などを紹介してくれるわけもありません。

面談の心得

エージェントの面談は、転職の一次面接というくらいの意味合いで臨みましょう。

少なくとも以下の点くらいは答えられるよう準備しましょう。

  • なぜ転職したいと思っているのか
  • 転職先では何がしたいのか
  • 報酬はどのくらいを希望しているのか

もちろん、いい案件があれば転職してもいいくらいのスタンスで会うのもありですが、その場合でも人材としていい印象を残すように心掛けましょう。

おすすめエージェント

実際に転職活動をしようとエージェントを検索すると、実に多くのエージェントがあることがわかります。

小さなところを含めると、数百社は下らないと思います。

これらの中から、資産運用業界に強いエージェントを選ぶのはなかなか骨が折れます。

そこで、ここでは資産運用業界で転職するにあたって、おすすめのエージェントを紹介します。

ビズリーチ

まずここは必須です。

いわゆるエージェントではなく、転職希望者とエージェントもしくは企業を結びつけるプラットホームですが、それゆえに多くのエージェントや求人を探すことができます。

登録は無料なので、とりあえず登録して求人検索するだけで、どのような求人が出ているのかがよくわかります。

また、エージェントについても、担当者の評価が見られ、こちらから担当者レベルで選択することができます。

基本的にエージェントに登録する際には担当は選べないのに対し、この仕組みは優れていると言えます。

非常に近代的な仕組みでかつこのプラットフォームを利用する会社はどんどん増えているため、ここを使うことは必須です。

リクルートエージェント

言わずと知れた大手エージェント。

大手ゆえに、一般的に出回っている求人は大体網羅されています。

また、大手資産運用会社との独自のパイプも持っています。

大手でまず登録するとしたら、ここと以下のJACが真っ先に上がります。

資産運用会社のみならず、運用コンサルや銀行や保険、証券などの運用部門の案件など幅広く扱っています。

広い選択肢から選びたいという人には特におすすめです。

JAC

こちらも大手エージェントの1つ。

特に外資系に強いことで有名です。

求人はリクルートエージェントと被るところもありますが、外資系を中心に独自の案件もあり、こちらも利用する価値は高いです。

外資だけであれば、リクルートエージェントよりJACに分があります。

パーソルキャリア

こちらも大手のエージェントで、旧インテリジェントです。

上記の2つに比べると求人の規模は劣りますが、特に中堅の運用会社の独自案件を扱っていることもあります。

大手だけでなく、比較的規模の小さい運用会社までカバーしたい場合にはこちらも利用したほうがいいでしょう。

まとめ

資産運用業界において転職をする際には、エージェントの利用は必須です。

会社のホームページで募集がなくても、エージェントを通して調べると求人が出ているということはざらにあります(というかこのパターンの方が圧倒的に多い)

なので、資産運用業界で転職する際には、まずエージェントに登録しましょう。

エージェントとの面談の際は、愚痴や不満は避けて、前向きな発言を心掛けましょう。

昨今ではエージェントとの面談が一次面接のような役割になってきているため、ここで評価が低いといい案件が紹介されなくなってしまいます。

エージェントといい関係を作ることで、独自案件など一部にしか公表されない案件を紹介してもらえる可能性が高まります。

また、エージェントにも相性があります。

個人的な合う合わないもありますし、担当のエージェントが実は自分の狙っている職種にあまり詳しくないということもあります。

このようなリスクを避けるためにも、複数のエージェントを使うことをおすすめします。

特に昨今求人の増えているビズリーチと、求人豊富な大手のエージェントはおさえておきましょう。

このような施策により、転職の可能性を大きく上げることができます。

転職は実力よりも場数と戦略が重要です。

エージェントを存分に活用して実りのある転職を行いましょう。

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