投資判断に迷った時の3つの対処法とやってはいけないこと

投資パフォーマンス

アクティブな投資をしていると、投資判断に行き詰る場合があります。

一度判断に行き詰ると、悩みのスパイラルに陥り、なかなか決断を下せなくなってしまうこともあります。

このような状態が長引くと、精神的にも堪えますし、なにより投資の機会損失が発生してしまう可能性があります。

ここでは、投資判断に迷った時の対処法と、やってはいけないことをご紹介します。

投資判断に迷う時

私の場合、投資判断に行き詰る時は、判断すべき数字が足りないときではなく、数字はすでに出そろった上でそれをどう解釈するかという点において迷うことが多いです。

このようなときは、数字はもう出切ってしまっているわけなので、他の情報を探しても徒労に終わることが多いです。

むしろ一度頭を冷やし、その数字は本当に割安さを示しているのかを冷静に判断することが大事になります。

私がこのような時に行っていることは以下の3つです。

  • 散歩
  • 過去の経験に頼る
  • 直感に頼る

散歩

一旦外で出て、外の空気を吸いながら散歩をすることで、心身をリラックスさせます。

特歩く場所は特に自然が豊かな場所がいいです。

ゆっくりと散歩をすると、移り行く景色に意識が向き、またデスクワークで凝り固まった体もほぐれますので、一旦冷静になって考えることができます

このように自分の環境を一時的に変えることで、客観的に物事を見ることができるようになり、投資判断を下せるようになることが多いです。

また、場合によってはプラスアルファのアイデアも浮かんだりすることもあります。

過去の経験に頼る

何年も投資をしていると、過去の経験というものが蓄積されてきます。

この過去の経験に照らして、現在どうするのがよいかを考えるのは勝率を上げる上で重要な要素となります。

もちろん過去の経験が常にそのまま通用するわけではないのですが、歴史は繰り返すというように、人間の群集心理といった行動バイアスも繰り返すことが多いのです。

運用者を評価する物差しの1つが経験年数ですが、過去の経験の蓄積が投資判断に役立つことが多いため、あながち間違った評価尺度ではないと思います。

直感に頼る

これは科学的ではないことですが、人間には元来直感というものが備わっています(第六感ともいいます)。

この直感に頼るのも一つの手です。

ただし、直感と勢いは混同されがちなので、ちゃんと合理的な背景に基づいた上での直感であることを確認することが必要です。

この直感というのは大変面白くて、人によっては

「相場の匂いが分かる」

「暴落の足音がする」

というような表現をされる方もいます(ただし実際にこれらが正しかったかは未検証)

まあ要するに、科学的ではないものの、人間の直感には現代の科学を超えた何かがあるのではないかという話です。

やってはいけないこと

意見を聞くのは最終判断の前まで

逆に、投資判断に迷った時にやってはいけないこともあります。

それは人の意見を鵜呑みにすることです。

どうしても判断に迷っていると、何かにすがりたい気持ちになります。

そして、そのような時に人から聞いた話を鵜呑みにして投資してしまうのです。

ここで言いたいのは、人の意見は聞くなということではありません。

投資判断のプロセスにおいて、アナリストや会社関係者などから話を聞き、銘柄を絞り込んでいくというのは自然の形です。

むしろこのプロセスにおいては真摯に人の声に耳を傾けることが大事です。

最終判断は自分で下す

問題は、投資の最終判断の時に、人の意見に左右されてしまうことです。

最終的な意思決定権はファンドマネージャーにあります。

そのファンドマネージャーが、他人の意見で投資判断を下してはいけないのです。

もし仮にそのような判断を下し、その投資が失敗したときは、まったくもってやりきれない気持ちになります。

自分の判断で決めてそれでダメであったらある意味あきらめがつくのですが、人の意見で判断しダメだった場合には、とても後悔が残るのです。

「あいつがこう言ったから」と言い訳しても全く無駄です。

最終的な責任はファンドマネージャーにあるのですから。

このように、最終的な意思判断に際しては、他の人の意見に左右されるということはあってはならないのです。

最後に

投資判断に迷ったときの対処法をご紹介してきましたが、正直個人投資家の方の参考になるかは定かではありません。

おそらく明確な投資判断を日々下しているような個人投資家は少ないのではと思うからです。

正直個人投資家であれば、低コストのインデックスファンドを積み立てていけば、それで十分ではないかと個人的には思っています。

精神的な負担も少ないですし、何より多くの時間を趣味などに割くことができます。

もちろんもっとアクティブに運用したい、投資が趣味であるという方であれば、そのような方法もやぶさかではないのですが、かんせんマーケットという場所は刺激に充ち溢れすぎていて、労多くして収穫無しということなる可能性もあります。

この辺りはぜひ自己責任にてお願いします。

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