昔英会話教室に通っていたとき、あるアメリカ人講師に出会いました。
彼は若くしてセミリタイアと呼べるような生活を送っていました。
その時の彼はまだ30代前半でしたが、自由気ままに世界を旅するという理想的な生活を送っていました。
当時社畜であった私にとって、うらやましさと共に理想を絵に描いたような生き方でした。
世界を自由に旅しながら気が向いたら働く
英会話が収入の武器
彼はアメリカ生まれで、当然英語はペラペラなので、その英語力を活かして日本で英会話講師をしていました。
しかしながら、彼には別の一面がありました。
それは好きな時に好きなように世界を旅するという冒険家だったのです。
英会話講師というのは旅に飽きて少しお金を稼ごうというときに行っていたものであり、ある意味好きなときに好きなだけ働いていました。
なぜこのようなことが可能なのか?
それは英語を学びたいという需要が常に存在し、英会話講師は英語を話せるというだけでニーズがあったからです。
単価も高いため、短い時間・期間であってもそれなりに稼げます。
また、日本だけでなく、気が向けば韓国や中国といった英語学習のニーズの強い国へ行き、より多く稼ぐこともできるかもしれません。
自由に生きる彼は人としての魅力に溢れていた
その頃彼は30代でした。
英会話講師として優秀だったかどうかよく覚えていません。
少なくとも誇りをもって講師をしているような人ではありませんでした。
ただ彼の話すことはいつも刺激的で破天荒で、気が付くとその内容に引き込まれていました。
アマゾンで危ない目にあったとか、どっかの島でとんでもない魚を釣り上げたとかどっかの遺跡の何とかという場所がとんでもなく綺麗だとか。
話のネタは尽きることがなく、聴いていて飽きることはありませんでした。
そして自分の意思に赴くままに生きているせいなのか、それとも生まれつきなのかわかりませんが、いつも活き活きしていて魅力溢れる人物でした。
そんな彼を見て、いつか自分もああいう生き方ができるようになったらいいなあととても彼をうらやましく思っていました。
まさに自分の理想を現実でいっているような生き方だったからです。
そんなある日、突然担当の講師が変わりました。
そう、彼は再び旅に出て行ったのです。
セミリタイアに必要なのはスキル
この彼の教訓で学んだのは、スキルさえあれば年齢に関係なくセミリタイアは可能であるということです。
彼の場合、武器は英語でした。
武器と言っても、彼にとっては日常的な言葉なので、特に努力の必要もありません。
そういった意味で、とても運に恵まれていた人と言えます。
ただ、このようなセミリタイアが可能なスキルはほかにもあると思います。
例えば、パートとしての時給の高い薬剤師、プロジェクト毎に自由に働き方の選べるプログラマーなど、雇われずに高い時給を稼げる資格やスキルはセミリタイアととても相性がよいです。
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もしあなたがまだ若く、かつ彼のようなセミリタイア生活を目指しているのであれば、このようなスキルを身に着けておくのも自由な人生設計のための手段の1つです。