日本人がお金持ちになるのは資産家型と商売型とサラリーマン節約型の3つ

お金持ち一口にお金持ちといっても様々なパターンが存在します。

事業で成功した、代々資産家の家柄、宝くじが当たった・・・など。

もちろん自分の身一つで稼いでお金持ちになったというストーリーが一番感動的ですが、現実にはそれ以外にもお金持ちになるパターンが存在します。

ここでは「お金持ちの教科書」という本より、お金持ちになる3つのパターンをご紹介します。

ザ・日本のお金持ち「土地持ち」

  • 日本で資産家とよばれる人々の多くは、先祖から土地を引き継いだ人々
  • たくさん土地をもっていると、売却したり運用したりすることで収益を得られるので、可処分所得が大きくなる
  • あまり肉体を酷使せず多くのお金を稼げるので、雰囲気は余裕たっぷり

よく言われますが、日本では土地持ちの資産家(お金持ち)が多いです。

そしてその土地は自分で築いたものではなく、代々家系に伝わるものであったりします。

つまりいわゆる豪族や良家と呼ばれる方々ですね。

土地というのは資産を生み出すのにとても有効で、貸して家賃を得たり、もしくは売却して得たお金を運用に回したりしてお金がお金を生む循環を作り出すことができます。

このタイプのお金持ちになれるかどうかは生まれた瞬間に決まっているので、完全に運の問題です。

そういう意味で、資産家に生まれた方は宝くじに当たったようなものではないでしょうか。

商売成功成金パターン

  • 商売を立ち上げ、成功した人によく見られるお金持ちパターン
  • 数もそこそこ多く、行動も目立つので結構身近な存在
  • 稼いだ分はすぐ使うので、実際にばらまいている額は大きい
  • 全身ブランド物に高級車というタイプが多い
  • 商売には波があるので、あるときは羽振りがよくても、あるときはお金がなくなってしまう

一番お金持ちというイメージに合うのがこのパターンです。

自分で商売を起こし、成功し、そしてお金持ちになる。

まさに身一つでお金持ちになった尊敬すべき姿のように思えます。

ただこのタイプの方々は、上記にもあるように派手好きが多く、お金も散財してしまう傾向があるようです。

そのため、その素行の大胆さから反感を買うことも多いタイプではあります。

おそらくですが、1つめの土地持ちタイプは、代々伝わる土地を相続するため、自分もその流れを汲んでいかなければいけないという意識があるように思います。

一方の商売成功パターンの場合には、自分で稼いだ金なので、自分で好きに使って散財してしまうのではないかと思います。

良く稼ぎよく使う、このような人がいるから経済が回っていくという側面もあるかと思います。

庶民からの出世魚、小銭貯め込みパターン

  • 日本特有のせこい感じのお金持ち
  • 公務員や大企業などの安定した職業についていて、親から自宅を相続し、貯金をしていくうちに資産家になってしまったパターン
  • 実態はサラリーマンなので、人間的には面白みのないまじめな人が多い
  • お金を派手に使うこともない。自家用車も国産車が中心
  • 銀行と国を異常に信頼しており、個人向け国債の最大のお客さん
  • 住居用の不動産に対して強い信仰心があり、普段はほとんど消費しないのに、息子夫婦のマンションの頭金はポンと出したりする

地味ながら、割といるのがこのタイプ。

こつこつとお金をため、気が付くとお金持ちになっていたというタイプのため、自身でもお金持ちであることに気が付いていない方も散見されます。

逆に今の日本では、夫婦共働きで倹約した生活を数十年すれば、リタイアの頃には多くの方がお金持ちになれるということを示唆しています。

共働きで月20万円貯金し、これを40年続ければ

20万×12か月×40年=約1億円

となります。

ここに、親からの相続などを加えれば、立派な金持ちになります。

お金持ちは、生まれや商売を一発当てるのではなく、堅実な生活からも生まれる、という希望のある話ではないかと思います。

所感

こうしてみると、やはり土地持ちは強いという印象を受けます。

上記の3パターンの中でも一番優雅な暮らしをしているイメージを受けます。

一番努力が少なくてお金持ちになれるのがこのパターンですね。

なお、本書によれば、年収1000万のサラリーマンはお金持ちではなく、あくまで資産の多さがお金持ちの決め手となるとのことです(フローよりストックを重視)

また、上記のようなお金持ちになるには運の要素がかなり必要ですが、小金持ち(お金持ちまではいかないけど裕福な人)になるには夫婦共働きが必要とも述べられています。

残念ながら投資によるお金持ちというパターンは述べられていませんが、絶対数としては少ないということなのでしょうか。

個人的には夢を見るという意味でもこのパターンもあっていいのではないかと思っています。

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