株主優待は何処へ(その2)

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以前のエントリー株主優待は何処への続きです。

ここではインデックスファンドの運用と株主優待の関係について考察してみます。


ファンド(投資信託)へ投資した場合、投資家は株主優待をもらえないため、その分のコストが発生しているのではないかというのが前回の趣旨でした。

今回はインデックスファンドの運用と株主優待との関係を考察します。

まず、インデックスファンドの評価はトラッキングエラーという尺度により決まります

トラッキングエラーとは対象としているベンチマークと実際のファンドとのパフォーマンスの違いの大きさを示す指標で、この指標が低いほどインデックスファンドにおいてはいい運用という評価になります(ベンチマークに追随するのがインデックスファンドの目標なので当たり前ですね)

つまり、ベンチマークよりパフォーマンスが劣後するのは評価を下げることになるわけですが、同様に上振れてもトラッキングエラーが大きくなるのでよろしくないわけです(投資家としては上振れてくれる分には全く問題ないどころかむしろ歓迎なわけですが)

前段が長くなりましたが、ここで株主優待とインデックスファンドの関係を考えてみます。

まず、インデックスファンドが複製する対象となるベンチマークですが、ここには株主優待は含まれません
(代表的なTOPIXのようなベンチマークの定義はネットで調べられますので、興味のある方は一読されることをお勧めします)

一方でファンド側には株主優待が(投資家には届きませんが)発生するため、これをうまくリターンに変換できればベンチマークを上回る可能性も考えられます

しかしながら、上記で述べたように、インデックスファンドはあくまでトラッキングエラーで評価されるため、上振れてもよくないわけです。

つまり、投資家としては株主優待分のリターンもできるだけ享受したい、しかしながらインデックスファンドのファンドマネージャーには株主優待分の上乗せがほしいというインセンティブが働かない、というある意味矛盾した関係がここには存在しているわけです。

実際株主優待を享受できないことによる損失がどの程度かは想像の域を出ませんが、一投資家としてはベンチマークへのトラックを重視するあまり株主優待が雑に扱われていないことを願うばかりです。

(※注)アクティブファンドの場合はもちろんベンチマークを上回ることを狙ってますので上記の議論はあてはまりません。念のため

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