株式マーケットのバリュエーションまとめ(2016年2月)

バリュエーション株式マーケットのバリュエーションのまとめです。

日本株、先進国株、新興国株、フロンティア株の4つのマーケットについてまとめてみました。

データは2016年2月時点のものです。

地域別株式バリュエーションまとめ(2016年2月)

  PER PBR ROE 配当利回り
日本株 13.4 1.2 9.0% 2.2%
先進国株 17.0 2.0 11.8% 2.7%
新興国株 11.4 1.4 12.3% 3.4%
フロンティア株 15.0 2.8 18.5% 2.8%

(ソースはわたしのインデックス及びiSharesのホームページ。フロンティア株の配当利回りは12m Trailing Yieldを使用)

日本株と先進国株の比較

日本株と先進国株との比較では、日本株の方がPER、PBR共に割安となっています。

これは単に日本株が割安なのか、それとも日本の将来に対する悲観を示しているのかは意見が分かれそうなところです。

日本株のPBR1.2倍という水準はかなり低いと言えますが、アベノミクス前はPBRが恒常的に1倍を割れていました。

その頃はいくら日本に対する悲観論が強かったとはいえ、PBR1倍割れは明らかに異常な状態であったと言えます。

ベンジャミン・グラハムであれば、「宝の山が眠っている」とでもいいそうです。

ROEを比べると、日本株と先進国株でそこまで差はないように見えます。

日本株は欧米に比べるとROEが低いと言われて久しいですが、直近のデータを見る限りではそれほど両者の差はないようです。

ただし、日本については昨今の円安で利益がかさ上げされている部分があるため、少し注意して見る必要があると思われます。

配当利回りは先進国株の方が高いですが、日本株も割と頑張っているという印象です。

昔は日本の企業は株主をあまり重視していなかったため、あまり配当を払わず、そのため欧米の先進国に比べて配当利回りが異常に低い状態が続いていましたが、ここ10年ほどで大分改善されてきたように思います。

残念ながら日本企業全体では今後の大きな成長は見込みにくいため、個人的にはもっと配当として利益を株主に払い出してもいいのではないかと考えています。

先進国株と新興国株の比較

PBR、PERともに新興国株の方が圧倒的に割安です。

PERやPBRは将来の成長期待も織り込むため、成長性の高いマーケットにおいてはPBR、PERともに高くなる傾向があるのですが、先進国株と新興国株ではこの逆のことが起こっています(本来成長性の高い新興国の方がPBR、PER共に割高な水準である方が自然)

先進国株が高いと見るか、新興国株が安いと見るかは意見が分かれそうなところですが、少なくともデータからは現状の新興国株に対する悲観的な見方を読み取ることができます。

また、配当利回りも新興国株の方が高いです。

本来成長性の高い企業においては利益を配当として払い出すより、内部留保して新規投資を行った方が利益を複利的に増やせていいのですが、ここでもより成長性が高いと思われる新興国株において配当利回りがより高いという逆転現象が起きています。

ちなみにご参考ですが、現在のJ-REITの配当利回りは約3.3%と新興国株の配当利回りとほぼ同じ水準です。

フロンティア株式について

フロンティア株式のデータについてはちょっと違和感を感じています。

まず、PBRが2.8倍はちょっと高すぎる印象があります。

昨年からフロンティア株式はかなり売り込まれてきたにも関わらず、未だに2倍後半のPBRというのはちょっと違和感を感じます。

ポートフォリオのPBRを計算するときの異常値処理か何かが違うのか、フロンティア株式というのがそもそも高PBRという特徴を持ったマーケットなのかよくわかりませんが、個人的には本当に信用していいデータなのかちょっと疑いの目を向けています。

こういう時に過去データも取得できると検証が可能なのですが、過去データが取れないためフロンティア株式については苦労しています。

PERについてもちょっと高いかなという印象を持っていますが、PBRほどの違和感はありません。

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