為替マーケットで知っておくべき特徴的な振る舞い

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為替マーケットには特徴的な振る舞いが見られます。

その振る舞いとはトレンドフォローと呼ばれるものです。

トレンドに逆らうな

トレンドフォローとは、ある方向に動き出すと、その動きがしばらく継続する傾向のことをいいます。

日本円で言えば、円安になれば更に円安が続き、円高になれば更に円高が進むことを指します。

過去を振り返ってみますと、サブプライム危機の後の円高、その後安倍新政権誕生後の円安が顕著な例として挙げられます。

以下のグラフはドル円の推移です(出所はヤフーファイナンス)

ドル円

このトレンドというのは何年にもわたって続く傾向があるため、このトレンドに逆らって投資を行うのは賢明ではないとされています。

為替マーケットに関してはトレンドに逆らうなが鉄則となります。

トレンドが発生する要因

なぜ為替マーケットで長期的なトレンドが発生するかについては様々な考え方がありますが、代表的なものとしては、実需による資金フローと中央銀行による政策の影響が挙げられます。

実需によるフロー

実需によるフローに関しては、経常収支が代表的な指標になります。

経常黒字国(ざっくりいうと、国外での稼ぎが多い国)の場合、継続的に自国の通貨を買うフローが発生するため、自国通貨高が継続する傾向が見られます。

経常収支の内、特に貿易収支の黒字は基本的に自国通貨買いの圧力となるため、特に注意してみる必要があります。

所得収支に関しては、必ずしもすべての収益が自国に還流されるわけではないため、参考程度に見ておくという感じでよいと思います。

日本円に関しては、東日本大震災後に資源の輸入が増え、貿易赤字となったことも昨今の円安に関係したと考えられています。

ただこのところの資源価格の下落により来年は貿易収支の黒字が見込まれ、円高へとレジームがシフトするのではないかと一部では言われています。

中央銀行による政策

中央銀行の政策に関しては、中央銀行の緩和政策により為替が安くなる方向に誘導されるのが代表的な例となります。

中央銀行がマネーを大量にマーケットに放出すると、その国の通貨の価値が下がり、通貨安につながるという経路ですね。

黒田日銀総裁による大規模な金融緩和は記憶に新しいですが、まさに日銀に逆らうなというのが為替相場でも重要な格言となります。

個人的には今の状態はやや円安に振れすぎかなと感じていますが、このトレンドに逆らうと大きな傷を負う可能性があるため、特に為替単体のポジションはとらず、静観しております。

為替マーケットに関しては(少し古いですが)以下の本がよく書かれていると思いますので、興味のある方はご参考までにどうぞ。

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